家族
ローテーブルに付いてるボックスに身を隠して遊ぶのが好きなベティ。
食事中、晩酌中、テレビ中なんかでも、そこに入り私らをただじっと見つめてる。 ワイン片手に、小さく収まったベティを目の前で眺めるって、なんと最高の酒の肴! このローテーブルは、大晦日の日に購入した。 ガキ使の罰ゲーム見ながら、シャンパンとか刺身とか年越し蕎麦で2018年を迎えたいという、マリオの願いからだった。 「ベティ、真の家族の一員になったと思わない?」 と、マリオが言う。 なんだか悔しくて「前からだよ」と答える。 ミネがいた時は家族じゃなかったのか? ミネがいた時と今現在が、何も変わらずずっと同じままであって欲しいと、自分で頑なに思ってるところがあるんだと思う。 でも、マリオの言う通り。 ミネがいた時もみんな家族だった。 でも、今は前とは違う家族。なんだか寂しいけど。 1人がいなくなって団結するのは、ただの人数が少なくなったからじゃなく、 みんなで寂しさを経験したからだと、思ってる。 昼間に日本にいる母親に電話する。つい最近、亡くなった祖母の誕生日だったから。 母親が言った。 「そうそう、ばあちゃんの誕生日だったからか、久々に夢にばあちゃん出てきて、ばあちゃん、私、キムタクと3人で旅行に行く夢だったよ」 とのこと。特別キムタクが好きではない母親。 でもキムタクが出るドラマが楽しみだったらしい。 3人で九州新幹線に乗ってる絵を想像して、なんか嬉しくなった。
by tomoenne16
| 2018-01-22 08:35
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私の運命線 paris バージョン2016
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